2024-01-01から1年間の記事一覧

四月総括

四月は堀辰雄ばかり読んでいた。そんな気がする。四月のいつごろから読んでいたのか? もしかしたら三月だったのか?(そうではなかったと思うけれど) そのあたりは記憶の靄の向こうにありはっきりしない。はっきりさせるために日記を書いているのではない…

七月十三日に向けて庄野潤三を読みたい

今月十九日の文学フリマもまだなのに七月の話かいな、というところだが七月十三日に向けて庄野潤三を読みたいのである。 神奈川近代文学館で六月八日から「没後15年 庄野潤三展――生きていることは、やっぱり懐しいことだな!」が開催される。(リアルタイム…

もう少しがんばってほしい

イベントに出る以上はやっぱり一冊も売れなかったら悲しいから、ブログを作ったり X のアカウントを作ってしまったりしてネットで情報発信および情報収集を行っている私も悪いのだが、「文学フリマにも結局インターネットにあるものしかないのかもしれないな…

文学フリマ東京38お品書き

文学フリマのお品書き(兼新刊紹介)を作ったが、このブログには載せていなかった。 私のような、人生経験が乏しく人間的魅力に欠けるつまらない人が読んでも本は面白いし、阿呆でも巨人の肩には乗れる。読書の世界を見渡すたびに、大変ありがたいことだと思…

雑談(特に結論のない話)

同年代であろう女性の日記や日常エッセイをちらっと見ると、やはりというか結婚や家族や出産、育児の話が出てきがちなわけですね。同年代の女性の文章をことさら読みたいと思っているわけではないんですが、たまに見てみますとね。(なぜちらっとしか見ない…

ぺけの日

「やはり、X のアカウントはあった方がいいのではないか?」 文学フリマ東京が着々と迫る中、寝台燈のサークル会議ではもっぱらこの議題について激論が交わされていた。寝台燈はわたくしの一人サークルなので直前の文章は嘘なのだが、私がうんうん唸って、と…

私について(ある場面)

「詩集が欲しい!」という猛烈な気持ちを渦巻かせて古本屋の棚(その時はたまたま古本屋にいたので)を睨んでいたが、結局買ったのは詩集ではなく詩についての本だった。私はこういう人間だ。 さらに言えば、「詩集そのものを買うべきだった。論ではなくまず…

文学フリマお品書きに悩む

(関係ない話:昨日深夜、タイムスタンプ的には本日深夜に別の記事を投稿したのですが、その後すぐにあれは良くない文章だったと感じたため削除しました) *** 5月19日の文学フリマ東京38で読書日記本(文学のある生活っていいですねという本)を売ります…

書くことがないので画像を投稿します

解像度の高い日記と解像度の低い日記です。 解像度の高い日記解像度の低い日記

文学フリマ東京38の新刊サンプル

5月19日の文学フリマ東京38で販売する日記本『不在と読書』の本文サンプルを公開します。 ブースの場所など基本情報はこちら:shindai-toh.hatenablog.jp 本文サンプルその1 本文サンプルその2 本文?サンプルその1 どうしても入れたかった「こういうページ…

追記

昨日の記事についてだが、自分の日記をあんまり不当に悪く言いすぎたかもしれない。なんだかんだ言って当初の目的(日常の記録を本という形にすること)は達成できたのだし、完璧ではないがわりに美しい本を作ることができた。仕上がった本は私にとっては面…

作って満足、日記本

眠いのでブログを書いている場合ではない。 過去の経験から、私はイベントで同人誌(でも ZINE でもリトルプレスでも呼び名はなんでもいいのだが)を売る際には宣伝が極めて重要であることを理解している。売るためには、作り手は「私の制作物は面白い!」「…

そういうわけで文学フリマ東京38に出店します

5月19日(日)、東京流通センターで開催される文学フリマ東京38に出店します。 「寝台燈」のブースは第一展示場「T-33」です。 第一展示場「T-33」 文学フリマ東京38について アマチュアはもちろんプロの書き手、版元、書店など約1,900のブースで「文学」(…

毎日更新挫折/追記

今日は大変忙しく、書くことがない以上に書く時間がない。(二十三時五十六分記す) *** 四月二十一日になった。中身のない記事にふさわしく、中身のない話をする。 文学フリマ東京38の Web カタログが公開された。(正式な告知は後日行いますが、当方「…

毎日更新

私はブログを書くために生きているわけではない。このブログを作ったのは文学フリマ東京38に出店するからで、理由の詳しい内訳は文学フリマの Web カタログのホームページ欄に何も記載がないと寂しいというのが半分、それが何だかははっきりしないが何かを告…

読める日記がない

さて文学フリマで日記の本を売るからには現代の日記本を読んでみねばなるまい。そう思ったのは日記本を作ろうと志した去年の十一月頃だったが、結局今に至るまで一冊も読んでいない。 その間に私が手に取ったのは正岡子規の日記『仰臥漫録』や岸田劉生の『劉…

覚えられない人のための栞

文学フリマ東京38で配るおまけとして(私の対人能力を考慮すると、配るというより「ご自由にどうぞ」で置いておくだけになると思われるが)、「覚えられない人のための栞」を発注しようか迷っている。 こういうものだ。 覚えられない 明治大正昭和あたりの文…

言葉の復讐など

文学フリマ終了後はこのブログの存在を忘れる予定なので、せめて今のうちだけでも更新しておこうと思った。思ったが書くべきことは特にないようだった。しかし書きたいことがあるような気もした。やっぱり書くほどのことでもないような気もした。 書かなけれ…

自分で作った本が来た

五月の文学フリマ東京で出す本が届いた。綺麗に仕立ててもらって、立派な本になった。めでたい。 これはもう見てもらった方が早い。 カバーは自分で巻いた 屋号もばっちり背表紙も一枚 どうでしょう。なかなか立派ではないですか。自分で言うのもなんだが、…

枕元の紹介

私の枕元には常に数冊の本がある。読書家と言えば言えないことはないだろうが、気の向いた時に気分に合った本を手に取り少しずつ読むというやり方なものだから、同じ本が何ヶ月も留まっていたりして褒められたものではない。 一番の古株は新潮社版の『正宗白…

アマチュア、日記の本を作る(その2)

まず初めにお知らせ。 五月十九日の文学フリマ東京38で出す予定の日記本は、本体・カバーともに入稿を済ませて自宅に届くのを待つばかりとなった。まだカバー掛けなど作業は残っているものの、とりあえず出すことは出せるはずである。 日記本の詳細は、四月…

アマチュア、日記の本を作る(その1)

文学フリマ続報のお知らせと備忘録、そして宣伝を兼ねて、本を作る過程を記事にしてみたいと思う。そういう話を読むのは私自身好きであるし、誰かの役に立たないとも限らない。 今回、制作するのは「日記本」である。私の三ヶ月間の日記を一冊にまとめたもの…

文学フリマ東京38に出店します

幸運にも当選しましたので、5月19日開催の文学フリマ東京38(会場:東京流通センター)に「寝台燈」として出店することになりました。 2023年12月~2024年2月までの日記をまとめた本を販売する予定です。 XなどのSNSにアカウントを作る予定は今のところない…

何かあった日の日記・2023年11月25日

何かあったらブログを書くつもりだったが、なかなか何かあるものでもない。そこで、過去に何かあった日の日記を手帳から抜粋してみた。 二〇二三年十一月二十五日 井伏鱒二展(神奈川近代文学館)。 一度五時ごろに目が覚めてしまい、六時に朝食をとって二度…

『百年小説』を読み切るのに何日かかるか/幸田露伴「一口剣」

『百年小説』(ポプラ社)という本がある。日本の作家五十一人の名作短編を一冊にまとめたアンソロジーだ。 www.poplar.co.jp (収録作は紀伊國屋書店の商品ページなどで確認できる) 名作小説が五十一篇。本を積みがちな人間でも、一日一篇読めば五十一日で…

日記を書くために文学フリマに申し込んだ話

ある時期から古い文学をよく読むようになった。だいたい大正から戦後昭和あたりまでの、短編小説やら随筆やら評論やらである。 何のための読書というわけでもないから別に記録もつけず、読みっぱなしにしていたのだが、すると読んだ片端から忘れているような…

ポメラが買えないので中古レッツノートを執筆専用端末にする

2024年1月、まとまった量の文章を入力する必要が生じ、テキスト入力専用の端末が欲しくなった。わざわざ専用端末を用意しなくとも手元のノートパソコンで良さそうなものだが、ノートパソコンは色々できてしまうだけに気が散る。 テキスト入力端末といえば、…

はじめまして

何かあったらあったことを書きます。何もなかったら書きません。