覚えられない人のための栞

 文学フリマ東京38で配るおまけとして(私の対人能力を考慮すると、配るというより「ご自由にどうぞ」で置いておくだけになると思われるが)、「覚えられない人のための栞」を発注しようか迷っている。

 こういうものだ。

覚えられない

 明治大正昭和あたりの文学を読んでいると、読んでいるのに、何とは言わないが覚えられないことがないだろうか。何をとは恥ずかしくて言えないが、覚えられない人もいるのではないだろうか? そういう人のためにこんな栞があったらいいと思ったのである。そういう人と他人事みたいに書いたが、もちろん私が欲しいのである。